<今回のデマ>
  • 2021年4月に起きたインドネシア海軍の潜水艦の沈没は10年前に改修工事した韓国の不手際のせい。
<デマ拡散者>
  • 西村幸祐
<事実>
  • インドネシア海軍は沈没した潜水艦の引き上げを断念したため、事故原因は特定できないままである。
  • 韓国で10年前にオーバーホールされたのは事実だが、もともと1981年就役で、40年も経っていた老齢艦である。韓国でのオーバーホールからも8年経っており、沈没原因が韓国の不手際のせいだとする根拠は何一つ存在しない。
  • 西村幸祐は、事実かどうかはどうでもよく、自分が嫌いなものを叩ければデマだろうがこじつけだろうがどうでもいいフェイクニュース大王である。西村は「フェイクニュース大賞」なるものの審査員をやっているが、こんなフェイクニュース大王がフェイクニュース大賞を選ぶなどギャグでしかない。フェイクニュース大賞は西村本人が受賞すべきである。

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もう去年の話になるが、インドネシア海軍の潜水艦が沈没する事故があった。犠牲者53名という悲惨な結果になったが、西村幸祐はこんな発言をしていた。

「日本軍の友軍になるインドネシア海軍」という箇所だけでも意味不明だが、「事故原因は10年前に改修工事をした韓国の不手際とされる」と発言している。

西村幸祐の発言だというだけでデマだと判断してもいいが、調べてみると、やはりデマである。


事件が起きたのは2021年4月21日だが、同年6月2日にインドネシア海軍は潜水艦の引き上げを断念している。



当然、インドネシア海軍は沈没理由について公式の説明をしていない。


この潜水艦が2010年から2カ月かけて韓国で2年間かけてオーバーホールされたことは事実だが、もともと製造はドイツであり、1981年に就役した40歳の老齢艦だ。この記事によれば、日本の自衛隊の潜水艦は最長でも20年程度で引退するそうだから、そもそもかなり老朽化していたと考えられる。



引き上げて事故原因を調査することができない上に、もともと老朽化していたし、韓国でオーバーホールを終えてから8年ほど経っている。つまり「事故原因は10年前に改修工事をした韓国の不手際とされる」という根拠は何一つ存在しないのだ。


デマ大王、西村幸祐:デマもこじつけも何でもござれ


今回のことからもわかる通り、西村幸祐という生き物は、デマでもこじつけでも何でもいいから、自分の嫌いなものを叩ければそれで満足なのだ。事件や事故に少しでも韓国とか中国とか自分が嫌いものが関わっていれば、無理やりこじつけて彼らのせいにしてしまうのだ。


昨年3月、スエズ運河で船が座礁したスエズが使えなくなったとき、西村は「人民解放軍のシミュレーションだ」と言っていた。



もちろん何の根拠もない妄想だし、西村は船の運営会社を香港だと勘違いしていたが、実際には台湾企業で、船の所有は日本企業だ。なんで日本企業所有で台湾企業が運営する船が人民解放軍のためにシミュレーションをしないといけないのか。


統一教会系新聞である『ワシントンタイムズ』を信じて、アメリカ議会襲撃はトランプ支持者ではなくANTIFAが行ったものだと発言したこともあった。



もちろんデマで、『ワシントンタイムズ』自身が間違いを認めて撤回した。


日本軍の南京入場時の写真を、朝鮮戦争時の韓国軍の写真だと偽って流したこともあった。



他にもいちいち上げていけばきりがないが、西村幸祐という男は嘘を吐くということに何ら罪悪感を感じないのだろう。自分が嫌いなものを叩くためなら、それがどんなこじつけだろうがデマだろうが知ったことではないのだ。


この男はフェイクニュース大賞などというものの審査員をやっているが、フェイクニュース大王である西村幸祐が他メディアをフェイクニュースだと叩く賞の審査員をやっているのだから、ギャグでしかない。この男こそ真っ先にフェイクニュース大賞を受賞すべきだろう。

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