脱「愛国カルト」のススメ

「愛国カルト」とは、「愛国心」を免罪符に、デマや妄想をまき散らしたり、短絡的で極端な排他的発言をしたりする人たちを指します。(一般的に「ネトウヨ」と呼ばれる人たちとほぼ同義です) 最近ネットではあまりに酷いデマとそれを信じる人が多いので危機感を覚え、ブログをはじめました。このブログでは、愛国カルトたちのデマに日本人が騙されないように注意を促すことを目的としています。

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    愛国カルト( ネトウヨ )の デマ と妄言の一覧(内容別)
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    自民党と安倍政権による嘘・デマ・妄言・暴言・虚言・捏造の一覧

    タグ:八木秀次

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    <今回のデマ>
    • 憲法公布日が11月3日になったのは、明治節を別の意味で塗り替えて日本の歴史を断絶させようというGHQの陰謀だ。
    <デマ拡散者>
    • 八木秀次
    <事実>
    • 憲法の公布日と施行日を決めたのはGHQではなく日本政府。
    • 施行日を先に決めて、その半年前を公布日にした。公布日に意味を持たせるために決めたのではない。
    • GHQは歴史断絶を狙うどころか、内部には11月3日は明治節だから新憲法の施行日にするのにふさわしくないという意見があったし、GHQの公式見解は「11月3日公布に特に意味はないので日本政府の決定に介入することは望ましくない」というものだった。
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    憲法公布日をめぐる議論については国会図書館HP参照。八木秀次の主張が間違いであることがはっきりとわかる。
    【八木秀次「憲法が11月3日公布なのは歴史断絶を狙ったGHQの陰謀」 国会図書館「公布日を決めたのは日本ですが?」】の続きを読む

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    産経新聞は、2013年から2014年にかけて、【中高生のための国民の憲法講座】というタイトルの連載をしていました。

    産経新聞ですので、書いている人物は保守派、タカ派と呼ばれるような改憲論者ばかり。

    百地章西修長尾一紘など、安保法案の時に集団的自衛権を合憲だと言った人ばかりです。(ちなみにこの3人は、菅官房長官が「安保法案を合憲だと言う学者も大勢いる」と言って、たった3人だけ挙げることができた、その3人です)

    「集団的自衛権は合憲だ」という主張をしている憲法学者は全体の2%程度ですので、いかに産経が偏った人選をしているか察することができると思います。

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    『弁護士ドットコム』より)

    内容を見ても、「中高生のための」などと言いながら、中高生が自分で憲法について考えられるようにするような性格の連載ではなく、産経新聞らしく、日本国憲法をこき下ろし、自民党の改憲草案にあるような、国民を縛る国家主義的な憲法改正主張を「正論」として押しつける内容です。

    「中高生のための」と言いながら、第99回のタイトルは「集団的自衛権は合憲」です。中高生に、賛成や反対の両論を聞かせて考えさせるのではなく、圧倒的大多数の意見を無視して、自分の考え方を押し付けるのが、産経の言うところの「中高生のため」という意味なのですね。まだ十分な知識や判断力がない中高生のうちに、産経流の憲法観を刷り込んでおこうというわけです。これぞ「洗脳教育」(笑)。

    さすが、自分で自分のコラムに「正論」なんてタイトルをつけちゃえるナルシシスト新聞はやることが違います。自分で「私は正論を言います」と言っちゃう人は、まず信じちゃいけません。

    さて、今回は、「素人でもわかるような大嘘をつく人がいるから気をつけよう」という内容です。なぜ、この専門家の主張内容が間違っているのかを見て、愛国カルトのデマに騙されない免疫をつけたいと思います。

    【産経新聞八木秀次「日本は国防義務が無いから外国人参政権の主張がある」←意味不明すぎる】の続きを読む

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